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夏の空

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一日一語

ずいぶんと更新しないままにいたが、
この何週間かで娘は大きく変化をとげている。
まず口。本当に一日一日しゃべることが増えてゆく。
先日は、誰が教えたわけでもないのに急に
「シュッパーツ!シンコー!」と言った。

電卓を持ちながら「ン〜ト・・・・ん〜と・・」と
悩むふりをする。これはまぎれもなくババ達の接客姿を見ているに違いない。
そのうち「++さんなら、これだけ割り引くわ」
なんて言ったりして。。。
# by natsumisora | 2005-06-23 20:17 | なつそら日記

オナカの娘

親友が妊娠した。ずっと子供がほしいと言っていたので、私は本当に自分のことのように嬉しかった。
迷信で、鼻の中にオデキができると自分のまわりの人の誰かが妊娠
するというものがあったが、実際彼女が妊娠報告をしてきた日の2、3日前
私の鼻には本当にオデキがあった。偶然というなかれ、
私はそのオデキに「あいつが妊娠しますように!!』と力を入れて
念じていたので、きっとオデキの神が願いを聞き届けてくれたに違いない
と思うのである。

その友人が、家にきて「ツワリってあった?」とか
「マタニティウェア買わなきゃ」と少し興奮して話す様子が
とてもなつかしく可愛らしかった。
思えば妊娠していたあの10ヶ月もなかなか悪くなかったなあと思う。
特に安定期をすぎて、ポッコリしたお腹がムニャムニャ動くようになって
からはぜい肉の固まりだった腹が非常に愛おしくなり
まさに一心同体を肌で感じる幸せが、そこにはあった。

娘は本当によく動き、なんと陣痛まっさかり、もううまれます
という時にもボコボコ動いていた位だ。
妊娠7ヶ月頃 産婦人科にいくとエコーでかなりかわいい写真がとれる。
ちょうどハラにエコーがあたった時にわが娘はオシッコを
してみせた。なんとヒョウキン者であろうか。
先生も「こりゃ、めずらしい!」と廊下でまっていた
私の母のうでをひっぱってオシッコを飲む娘の姿をエコーで
みせていた。こんな小さなものがオシッコしてそれを飲んでいる!!
なんだかよく考えたらおもしろい事だが、母は感動大爆発!というかんじで
泣きながらエコーを見ていた。

もう少しで生まれるという10ヶ月目、母が予定日にどうしても
出張があり、心配だという。私もせっかく立ち会うとはりきっている
母になんとしてでも孫をだかせてやりたいと思い、予定の一週間前に
はりきって重いものをもったりしてみた。まずコタツをだした。
そしてモノホシザオを移動させ、大量の洗濯物を干した後に
たんまり書類をかかえて職場へと歩いていった。
すると、やはりその日の夜、職場で定期的な痛みがやってきたのだ。
二階でDMをつくっていたのだが、どうもこりゃ陣痛らしいと
ハラをかかえて間隔をはかっていたのだが、なんだか不安になり
母のいる一階へ内線をかけた。しかし修羅場は私の腹だけではなく
一階の商談もまた今が修羅場とでもいうような接客合戦が続いており
私の内線を「今、陣痛どころではない!この商談が成立するまで
生まれるのを我慢せよ!」という。
思えばここから我が娘の商売っ気は身についていたのかも。

そして母の出張の日より五日ほど前に生まれてきた娘。
おなかの中でいろいろ計算してたのかなぁと思うと
なんだか笑えてしまいます。
# by natsumisora | 2005-05-23 19:21 | なつそら日記

踊るババァに、踊る空。

娘は私の実家が大好きだ。
ネコがたくさんいるので、彼女は『ニャンニャン・チ』(ニャンニャンのおうち)
と呼んでいる。週に2日は実家でお泊まりするのが習慣なのだが
着くまでの車の中で、ずっと『ニャンニャン・チ』をくり返し、
車からおりると、彼女なりの全速力でダッシュする。

実家には私の祖父が待っており、人見知りの激しい娘も
85歳のじいさんには全く不信感を抱かないため、
弱った肩などを小さな手でトントンとたたきながら
じいさんの目を潤ませたりしている。

ネコ達もしっぽをひっぱられたり、むりやり娘に顔を
つかまれチューされたりしてもそう嫌がらず、
まるで子猫をあやすように遊んでくれる為助かっている。
私も実家にくると、なんだか高校生に戻ったようなかんじで
ゴロゴロダラダラさせてもらっている。
私がダラ〜っとしている間娘は何をしているか、私は知らなかった。
しかしそこには想像をぜっする???不思議な光景があったのだ。

なんだか娘の声がしないなと思っていたが、母の声もまた
しなかったので、二人でネコのエサをやりにいっているんだと
思っていた。しかし、しばらくはボンヤリしていたのだが一向に帰ってこないので
オヤ??と思い、娘が「ニーニー」と2階を指さしていたことを
思い出し、おそるおそる2階にあがった。
何やら寝室の方から母の『ヨー・・ヨー・・/イェ・・・』という声が
聞こえる。寝室を開けると・・・・

そこには私がかつてヒップホップをしていたころの大黒様がかぶってるような
帽子を頭にのせ、クネクネと踊る娘と、
耳あてのついたピンクのドハデニット帽をかぶり
オリジナルブレイクダンスをする母の姿があった。
『イェーイェー、ヨーヨー』ととても16ビートには程遠い
演歌のような声で母がクネクネすると、帽子が大きすぎて
しいたけの妖精のような風貌の娘が一緒にイェーと踊っている・・・

母いわく、この部屋に入るなり、帽子のはいった引き出しを
開け、自分でしいたけのようなダンス帽をかぶり
ピンクのニット帽を母にわたして『ババ、イェーイェー』と
せがむのだそうだ。どうりで2階にあがったきり帰ってこないんだ・・・
わたしゃなんだか肩の力が抜けました。

孫がこんな変なオドリを拾得していることを夫の母は知らない。
足でおちたものを拾うことを教えたのも私の母だ。
いらっしゃいませ〜というとおじぎをするのも私の母の職業病。
来月夫の実家にいったらボロがでそう。
同じババならおどらにゃソンソンてか。
# by natsumisora | 2005-05-20 19:30 | なつそら日記

ももタロさん

最近娘の情緒の発達には目をみはるものがある。
感情成長・大爆発というかんじだ。例えば、今まで普通に
読み聞かせていた『ノンタン』の絵本。
何度も何度も読んでいたこの本なのだが、ある日
読んでいる最中にハラハラと涙をこぼしはじめた。
はじめは「おなかでも痛いの??」と言っていたのだが
どうやらそのシーンに感情移入していることが判明した。
次の日も、次の日も、ノンタンがブランコをひとりじめしすぎて
クマやらウサギやらがえらく怒った顔で『ノンタン!』と怒るシーンで
必ず泣く。娘はノンタンになりきっている!
ウ〜ん。イチネンハンしか生きていないのに
こんな動物達の怒っている様子がわかるもんなんだろうか・・・

何もこれはノンタンに限らない。
いつも寝かし付ける時に私は添い寝しながら
モモタロウを独自のナレーションで聞かせるのが習慣だ。
古臭いというなかれ、今では娘は「ネンネ〜モモ〜」と
モモタロウを話してくれとせがむまでになった。
はりきって市原悦子のような声色を使ったり、時にはオリジナルな
キャラを登場させながら毎日モモタロウを上映していたのだが
ある日、話の途中で泣き出した。鬼の登場シーンである。
これには驚いた。だって「鬼の門をモモタロウがたたいた。タ〜ノモ〜!』
というセリフのところのみで、絵も何もないのに泣くとは!!
ストーリーと一緒に頭に絵が浮かんでるということだ。
想像力の発達!記憶の発達!きっと
彼女の頭のカイバやら中脳やら大脳やら小脳やら
ムクムクメキメキ音をたてて成長しているに違いない。
それとも私の市原悦子風のこえが海馬を刺激しているというのか。
なので、最近モモタロウは鬼退治せず帰ってきて、なんとなく浦島タロウに
なったりして終わっている。
# by natsumisora | 2005-05-20 18:43 | なつそら日記

呼吸と共にしゃべる娘・・

最近、娘はよくしゃべる。しゃべるといってももちろんキチンとした言葉はしゃべれるわけもないので(娘は1才半)、モジャモジャ、ムッキャーといった
彼女だけが使える言語である。
しかしとにかくその独特の言語を朝から晩までしゃべりっぱなしといってもよい。
これは確実に私の家の系統であろう。

私の父の実家は全員B型という超個性的な強烈一家で、
正月や盆の時は、集まった人たちが各自違う事を喋り続け、
各自いいたいことを終えると満足し、人の話は9割聞いていないと言ってよい。
そういった嵐のマシンガントークの中で育った私は
小さい頃から鍛えられ、今や口を開けばとまることなく・・・
人の話を聞くことが非常に苦手な女に成長した。

今も横を「プジャー!モジャー!」と叫びながら
歩いてゆく娘を見ると、どうか私のようになりませぬように
と願うばかりである。

娘は娘語のみしゃべれるわけでなく、最近いろんな人間語を修得した。
例えば、キャラクターの名。アンパンマンはパン。
ミニーはミー、プーさんはプー、ミッフィーはフー。
なかなかナイスな撥音で指差ししながら説明してくれるのだが
ひとつ、娘がどうしても言えないのが「ドラえもん」である。
『ド』という撥音は確かにあまり聞いた事がないので
わかる気もするが、「モン」といえるはずだ。
というのも実家のネコの名が「モンスケ」といい、彼女はちゃんと
「モン」と言えるのだ。しかしドラえもんにかんしては「ドラ」とも『モン』とも
いわない。代わりに何と言うかというと、『ババ』である。
ココスでドラえもんのメニューを見ては『バーバ!!』
文具店でドラのけしごむを見ては『バーバ!!』
こりゃまたなんで??
しかし、これにはわけがあった。

彼女の大おば(私のオバ)は非常に娘の事を可愛がってくれ、
娘もオバのことを本当のバーバのようになついている。
毎日のように娘と遊んでくれるこのオバは顔が丸い。
とても愛嬌のある「タヌキ」顔なのだが、どうやら娘には
「ドラえもん」とババがダブるらしいことが判明した。
何度おしえても「ババ」というドラえもんを見つめる娘の目は
愛すべきオバを見る目と同じ!!ドラえもん=バーバ!
なるほど、わからぬでもない。
しかしドラえもんを見て「ママ」と言われたらいやだ。

そのうち他の人をみて「アンパンマン!」など
言わぬよう見張らなくてはならない・・・
口はわざわいのもと。
# by natsumisora | 2005-04-23 18:50 | なつそら日記